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「淡路島」は「あわじしま」と読み、近畿地方の兵庫県の島です。
瀬戸内海にある島の中でも一番大きく、古くから温暖で穏やかな気候の地域であるため、この島に暮らす人も多く、現在では離島の中では一番人口が多い島とされています。
淡路島は、日本の最古の書物として有名な「古事記」に、その始まりが書かれています。
「国生み神話」には、まだ混沌としていた場所に伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)が天沼矛(あめのぬぼこ)を突き刺してゆっくりとかきまぜたところ、ほこの先から濃い塩のしずくがしたたり、それはやがて固まったと書かれています。
そして、その塊が瀬戸内海の「淡路島」となったということです。
今でも島の近くには渦が現れることがあり、神話を思い出させます。
弥生時代になると稲作が本格的になり、その頃の遺物が発掘されています。
朝鮮半島から渡った鉄器や青銅器などさまざまなものがあります。
時代が移るごとに、中央の政治に関わることが多く賢明で人当たりの良い人たちが育つ環境となったようです。
今でも、各界に秀でた人材を輩出している淡路島からは、特に芸能に優れた人が多いようです。
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